10,指しゃぶりは、すぐに、やめさせないと
   いけないのでしょうか?(その4)
(前回の続き)

前回の、「指しゃぶりを治さないで治す」というの、わかりましたか?
言い方が違っても、伝えたいことは同じ、ということは、ほかにも
あります。

野球の場合。
相手が速いピッチャーなら、こちらのバッターに、
「高めを振るな」というよりも、「低めをねらえ」と、
アドバイスしたほうが効果があるらしい。
「やめろ、やめなさい」といったマイナスの言葉より、
プラスのイメージのあることをやらせるほうが良い結果が出るようです。
もっと大事なのは、こちらが余裕を持つこと、
一歩高いところから見ることかもしれません。
専門家のアドバイスは正しいとは思いますが、
親が、あまりに成果を急きすぎたり、勇気をくじくような言い方を
したりしないように。
とはいっても、子供の言いなりになっていい、というわけでは
ありません。

少年野球を見に行くと面白いです。子供より大人を見るほうが。
ヤジのようなアドバイスをする監督もいます。
なにか会社で嫌なことでもあったの?と言いたくなります。

養老孟司著「逆さメガネ」に、このようなことが書いてあった。

子育ては「ああすれば、こうなる」というものでもない。
だから育児書の通りにはならない。
例えるなら、農作物の「手入れ」のようなものである。
現代人は、「シュミレーションが効かない状態もある」
ことを認めたほうがよい。
そういう時には、努力・辛抱・根性しかなかったりする。
楽な方法はない。
ということです。 

(おしまい)

最初のページに戻る