10,指しゃぶりは、すぐに、やめさせないと
   いけないのでしょうか?(その2)
(前回の続き)

とはいえ、指しゃぶりは、歯並びのため、
口もとなどのためには、
良くないと、私も思っています。
できることなら早くやめさせた方がいいと。

しかし、その、やめさせ方が問題のようです。
くれぐれも、大人が、余裕のある時に、指導して下さい。

教科書(指導書)と実生活とは隔たりがあるようです。
そんなに思ったとおりに、物事は進んでくれませんね。 


指しゃぶりしている子は、親の愛情が足りないとかいう説も
ありますが、私は、そんなことはないと思います。

指しゃぶりにも、意味があります。しかも割と重大な意味が。

新生児は、母親のお腹の中で、
母乳を飲むためのトレーニングをしてきた。
新生児の指しゃぶりの意味は、
空腹を満たすために、生きていく上で正常な反応である。

口という敏感な組織が、将来いろいろな食べ物が口に入った
ときに、嘔吐反射や吐き出しなどのパニックを起こさない
ための脱感作の役割も果たしています。
離乳食のトレーニングをしているという視点で見てあげる
ことも大切です。

新生児の指しゃぶりは、心地よく大切なものですから、
離乳期になっても、口に指をもっていくのが習慣になるのは
当然です。

しかし、ここで、あなたは親として、養育の手抜きとしての
指しゃぶりの利用をしていなかったか、
と問われると、苦しいモノがあります。
以下の1,2,のように。

1,「指をしゃぶってくれないかなー、
そうすると静かになって私も楽になるのにー」
といった保護者の考え。

2,楽しんだり、暇に任せて指をしゃぶるべきではない
という、保護者の硬直した視点。
指は汚い、おもちゃなめも汚い、という保護者の硬直した
潔癖症。

続きは、具体的に、どうやってやめさせるか、
ということですね。

(参考文献は、岩倉政城著「指しゃぶりにはわけがある」
です。) 


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