義歯安定剤をすすめない理由
歯科医が義歯安定剤をすすめない理由
(薬店などで市販されているポリグッリプやライオデントなどについて)

歯科医が義歯安定剤の使用について、あまり積極的でないのは、
次の2つの理由によります。

1、安定剤を、義歯とあごの間に、
自分で均等に塗るのは、きわめて難しいからです。

均等に、うまく塗れないと義歯が安定せず、
少しでも分厚く塗られた部分に、強く圧力がかかります。
そのため、かえって義歯が不安定になり、ガタついてしまいます。

2、安定剤は汚れやすいからです。

説明書どおりに、こまめに取り替えて使用している人は
いいのですが、なかなか、そのような方は少ないです。
義歯と安定剤の間に入り込んだ汚れは、
カンジタ菌の絶好のすみかになります。

義歯安定剤は、病気などにより、
どうしても歯科医院に行けないときや、
義歯が割れてしまったときなど、一時的に使うだけにとどめ、
なるべく早めに歯科医院を訪れるようにしましょう。

「家族といっしょに義歯でおいしく食べる」山田晴子・赤堀博美著
(女子栄養大学出版部)より

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